「SNS、ブログに写真をアップしたい!」でも、自分以外の人が写っていると加工が必要ですよね。スタンプで顔を隠すのもいいけれど、写真の雰囲気を変えたくない場合もあります。
そんなときにおすすめしたいのは「ぼかし加工」。顔と顔周りにフィルターをかけることで、影や肌の色がそのまま馴染み、自然な仕上がりになります。
サムネイルの写真を例に「スマートフィルター」で3人の顔にぼかしを入れます。画像を直接編集しない方法のため、後からやり直しOK!
画像をレイヤーに変更
Photoshopで画像を開き、レイヤーパネルの「背景」にある鍵マークをクリックします。

スマートオブジェクトに変換
レイヤーを右クリックして「スマートオブジェクトに変換」します。変換後、サムネイル画像の右下にアイコンが追加されます。

選択ツールで顔を囲む
「楕円形ツール」や「なげなわツール」で、対象の人を囲みます。複数人のときは「Shiftキー」を押しながら囲んでいきます。(ざっくりでOK)

選択部分・境界線を調整
「選択範囲」>「選択とマスク」を選びます。下図のように赤く表示されない場合は、属性パネルの「表示」を「オーバーレイ」にしてください。

左のツールバーから「ブラシツール」を選びます。上のブラシオプションで「直径」「硬さ」を調整し、ぼかしを入れたい顔部分の赤色を取り除いていきます。

誤って塗りつぶしたときは「Altキーを押しながら」もう一度塗りつぶします。
つづいて「境界線調整ブラシツール」で顔との境界線が目立つところをなぞります。「硬さ」の数値(10~30%くらいが◎)を下げることでぼんやりとした効果になります。

属性パネルの「グローバル調整」にある「滑らかに」と「ぼかし」をそれぞれ「1」「1.0px」に、「出力先」を「選択範囲」に設定します。OKをクリック。

これで選択範囲が広がりました。
ぼかし(ガウス)を調整
最後に「フィルター」>「ぼかし」>「ぼかし(ガウス)」と進み、半径の数値を調整します。

これでぼかし加工完了です。レイヤーパネルにスマートフィルター、ぼかし(ガウス)の項目が追加されました。

ぼかし(ガウス)の数値を再調整する場合は、レイヤーパネルに追加された「ぼかし(ガウス)」の項目を、
- ダブルクリックする
- 右クリックして「スマートフィルターを編集」を選択する
いずれかの方法でダイアログを表示し、変更してください。
画像自体を編集することなく「ぼかし加工」を加えたいときは「スマートフィルター」がおすすめです。その他の「シャープ」や「ノイズ」などのフィルターメニューも適用できるので、好みの方法でアレンジしてみてください!