PNGで書き出していても、白などの背景色がついていることがあります。おや?と思いますよね。
デザインカンプ内のデータの場合、元々がJPEGだったり、PNGに背景色をつけているケースがあります。背景色となじんでいると意外と気づかないもの。
もし画像の被写体、色がはっきりしているのであれば、Photoshopの「色域指定」でパパっと加工するのが簡単、確実です!
画像を開く
Photoshopで画像を開きます。ロックを外して、背景からレイヤーにしておきます。

「色域指定」を選択
選択範囲メニューから「色域指定」を選びます。

ダイアログが出たら、レイヤーにカーソルを合わます。
カーソルがスポイトのアイコンになっていることを確認し、消したい部分をクリック。
初期値の許容量は100です。

プレビューを見て、選択範囲(白い部分が選択範囲です)に問題なければOK。
選択範囲がぼやけている場合は数値を調整します。
こちらは背景を選択にしたとき(許容量100)のプレビューです。

こちらは線を選択したとき(許容量100)のプレビューです。

色域指定をOKで閉じた後、選択範囲が点線で囲まれます。

背景色を削除
選択されたままの状態で「Deleteキー」を押すと、背景が消え、透過されます。

最後に「選択を解除」して完成です。

おわりに
自動選択ツール、なげなわツールなどを使ってきましたが、一度に選択して背景を消したいときは「色域指定」が便利でした。
私はサンプルのようなアイコンでよく使っています。
一方で、人物の髪の毛のような複雑な形や被写体が複数あるものには適しません。
その場合は「選択とマスク」のブラシツールで調整する方法がおすすめです。