アナリティクスでユーザー分析するのと同様に自分のサイトの状態が分かると対策も取りやすいですよね。今回設定する「サーチコンソール」は、検索エンジンのサイト順位を確認したり、流入キーワードから記事の見直しができたりと、より良いサイト作りをサポートしてくれます。得られる情報は有益なものばかり。
異変や問題にいち早く気づけるだけでなく、根拠をもって具体的な改善策が立てられますから結果を通して次の行動も決められますよ。
今回はアナリティクスと連携する手順で進めていきます。連携はせず、サーチコンソールを設定したい方は「サーチコンソールでプロパティ追加」のみお読みください。
目次
アナリティクスでサイトを追加
アナリティクスにログインし、左のメニューにある管理>プロパティと進みます。プロパティ設定の中から「Search Consoleを調整」をクリック。

Search Consoleの設定で「追加」をクリックします。連携が完了している場合は、ここにサイトURLが表示されます。

「Search Consoleにサイトを追加」をクリックします。この時リダイレクトの旨がダイアログで表示されるのでOKをクリック。

サーチコンソールでプロパティを追加
遷移後、サーチコンソールの管理画面左上にあるプロパティをクリックします。つづいて「プロパティを追加」をクリック。

プロパティタイプの選択ダイアログが出るので、いずれかの方法でサイトの所有者であることを知らせます。従来のURLプレフィックスはエラーが出にくいのでおすすめです。

確認が取れると下記ダイアログが表示されます。これでサーチコンソールの設定は完了です。

アナリティクスで関連付ける
アナリティクスとサーチコンソールを関連付ける場合は、再度遷移前のアナリティクスの画面に戻ります。ページを更新すると、リンクされていないサイトが新たに表示されるので、選択して保存。

念のためSearch Consoleの設定に戻ると、サイトURLの表示が確認できます。

アナリティクスの集客>Search Console>検索クエリと進むと、サーチコンソールを開かずに検索順位を見られるようになります。

URL検査
サイトを登録した後は、URL検査を行いましょう。制作して間もないサイトは検索結果に表示されません。それはGoogleのクローラーが検索対象として認識していないからです。専門用語を使うとインデックスされていない状態と言えます。そこで、インデックス登録の申請に必要な検査を事前に行います。
サーチコンソールの管理画面からURL検査をクリック。検索ボックスに検査したいURLを入力します。

この時、問題なければ「URLは登録できます」と表示されます。最後に、GOOGLEインデックスもしくはライブテストのタブにある「インデックス登録をリクエスト」をクリックして申請しましょう。

登録エラーとなる場合は、エラー理由を確認しましょう。対応後は「公開URLをテスト」から再度検査を行ってください。

よくあるエラー原因①: noindexタグ
よくあるエラーとして、noindexになっている場合があります。Wordpressなら設定>表示設定>検索エンジンでの表示からチェックを外せばOKです。

よくあるエラー原因②: robots.txt
robots.txtのエラーの場合は、robots.txtテスターによるクロール制限の確認が必要です。プロパティから対象のサイトを選択。

コードを確認してみましょう。Disallowはクロール禁止、Allowはクロールが必要なページを意味しています。ファイル作成のヘルプページはこちらです。
User-agent: *
Disallow: / Allow: / Sitemap: http://www.example.com/sitemap.xml
編集したrobots.txtはルートディレクトリに保存します。ルート内で複数のサイトを設置しているときは、対象のディレクトリに入れます。Wordpressを使用している場合は、wp-contentと同じ階層に配置してください。
コード下の送信ボタンから、各ステップに応じてダウンロード、バージョン確認、送信を選び対応しましょう。最後に更新をリクエストします。

サーチコンソールの初期設定方法を解説しました。アナリティクスとの連携により検索クエリからも検索キーワードの情報が見られるようになるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
サイトの状態を把握して、ユーザーに優しい構成と役立つコンテンツ作りに活かしていきましょう。