【 更新 】おすすめ記事はこちら

【GitHub】2022年版!サインアップして5つの基本機能を使ってみる

GitHub」はソフトウェア開発に使われるプラットフォームのひとつ。

チームでのソースコード、バージョン管理に「Git」と併用されることが多いサービスです。

そのため、フリープランのままでもプロジェクトに役立つ機能が一通り揃っています。

リポジトリの作成、インポートをはじめ「Gist」でメモを書いたり「Project」でタスク管理できたりとサポート周りも充実。

Organization」というツールなら、メンバーの動きや作業進捗がひと目で分かるダッシュボードも用意されています。こちらは有料。

アクセス権の管理などもできるので、組織単位での開発、セキュリティ対策が必要なときにおすすめです。

アカウント作成

GitHubの公式サイトにアクセスし、メールアドレスを入れて「Sign up for GitHub」。

もしくは右上の「Sign up」をクリック。

GitHub公式サイト

日本のGitHub公式サイトからも登録できます。画面は違いますが、流れはほぼ同じ。

づついてアカウントを登録します。

メールアドレス以降、パスワード、ユーザー名、お知らせをメールで受け取るか、順に表示されるので、必要事項を入力。

メールアドレスを入力

コード、パネルによる認証が終わったら、初期設定に移ります。

1つ目は、チームメンバーの数と、学生教職員であれば適切な方をそれぞれ選択。

チーム人数と学生教職員の選択

2つ目は、使い道として一番近いものにチェックを入れます。

使用方法の選択

選択できるのは全7項目。内容は以下の通りです。

Collaborative coding
Codespaces, Pull requests, Notifications, Code review, Code review assignments,
Code owners, Draft pull requests, Protected branches, and more.

Automation and CI/CD
Actions, Packages, APIs, GitHub Pages, GitHub Marketplace, Webhooks, Hosted runners, Self-hosted runners, Secrets management, and more.

Security
Private repos, 2FA, Required reviews, Required status checks, Code scanning,
Secret scanning, Dependency graph, Dependabot alerts, and more.

Client Apps
GitHub Mobile, GitHub CLI, and GitHub Desktop

Project Management
Projects, Labels, Milestones, Issues, Unified, Contribution Graph, Org activity graph, Org dependency insights, Repo insights, Wikis, and GitHub Insights.

Team Administration
Organization, Invitations, Team sync, Custom roles, Domain verification, Audi Log API, Repo creation restriction, and Notification restriction.

Community
GitHub Marketplace, GitHub Sponsors, GitHub Learning Lab, Electron, and Atom.

3つ目は、無料プランとチームプラン($4/1ヶ月)のいずれかを選択。

チームプランは、フリープランの機能に加えて、複数人開発に適した環境が揃っています。

プランの選択

マイページを確認

設定が終わるとマイページに自動で遷移します。

今後サインインするとこちらのページが開くようになるので、要チェック。

マイページ画面

迷ったときは、左上にあるOctocatのアイコンからいつでもマイページに戻れます。

5つの基本機能について

「New repository」で新規作成

右上にあるプラスメニューの「New repository」から作成します。

New repository

左側のサイドバーにある「Create repository」からも作成可。

リポジトリの作成画面に進んだら、まずはリポジトリ名を決めます。

必要に応じて説明文を追記してください。

リポジトリ名を入力

次は公開範囲の設定です。

基本的には「Private」にしておけば安全。公開したいときだけ「Public」にします。

公開範囲を選択

最後はオプション設定です。主に公開するときに必要になります。

プロジェクトの詳細を書く「README file」、GitHubの管理下から外す「.gitignore」、コードを使用時の「License」を任意で設定。

オプションの設定

リポジトリをインポートする場合は設定不要。

「Import repository」でインポート

先ほどと同じ右上のプラスメニューから「Import repository」を選びます。

Import repository

まずは、インポート元のクローンURLから入力。

リポジトリのクローンURLを入力

次に、インポートするリポジトリに新しく名前をつけます。

リポジトリ名を入力

最後に、公開範囲を設定します。

公開しないときは「Private」、公開するときは「Public」を選択。

公開範囲を選択

インポート元がプライベートリポジトリの場合、以下のようなメッセージが出ます。

認証画面でGitHubのログイン情報を入力して「Submit」。

Your old project requires credentials for read-only access. We will only temporarily store them for importing.

「New gist」でメモを登録

コードなどをメモ書きとして残したり、共有したいときは「New gist」が便利。

New gist

「Add file」「Remove file」で簡単にファイルを追加、削除できます。

メモ入力画面

最後に右下のボタンから公開範囲を指定して、メモ書きを登録します。

公開範囲の選択

「secret」でも、URLを共有すると誰でも見られようになるので、任意で使い分けてください。

共有設定

「New organization」でチーム開発

組織単位でリポジトリ、メンバーを管理するときは「New organization」を使います

New organization

主に企業が利用するメニューで、こちらは有料です。

プランを選択

フリープランに比べると、権限が管理できるため、セキュリティを確保しやすいのが特長。

また、「organizationダッシュボード」で、アクティビティの更新通知やプルリクエストの追跡ができるなど、

メンバーの動きを把握しやすい作りになっています。

その他の機能、オプションについては、以下公式サイトの内容をご確認ください。

・Organizationとそのデータへの様々なレベルでのアクセスを許可する様々なロールを持つ無制限のメンバーシップ。

・Organizationのリポジトリに対する様々なアクセス権限をユーザに与える機能。

・カスケードになったアクセス権限やメンションを持つ会社やグループの構造を反映した入れ子のTeam。

・Organizationのオーナーがメンバーの2要素認証(2FA)のステータスを見る機能。

・すべての組織メンバーに2要素認証の使用を要求するオプション。

・GitHub Classroomを使用してリポジトリ作成および管理する機能。

Organizationについて

「New project」でタスク管理

GitHubで進行中のタスク管理なら「New project」がおすすめです。

New project

使い方は、You can use...にタスクを入れて、Assignees(担当者)とStatus(ステータス)を設定するだけ。

タスクを登録

ドラッグ&ドロップでタスクの順序を入れ替えたり、新しいフィールド(カラム)を作成できるので、管理しやすいよう編集していきます。

おわりに

このように「GitHub」は、開発をサポートする基本機能が初期の段階ですべて揃っています。

高度なセキュリティや組織単位での開発なら有料プランになりますが、小さなプロジェクトであればフリープランでも十分対応可能

最近では、東京都が開設した「新型コロナウイルス感染症対策サイト」にも「GitHub」が利用されるなど、身近な存在になりつつあります。

今後は、業種、企業個人問わず、気軽に管理、共有するツールとしてさらに活躍の場を広げていきそうです。

最初はメモ書きやタスク管理機能を使うなど、作業のちょっとした助けにぜひ活かしてみてください。