「Git」を入れたはいいけれど、コマンドを使うのはハードルが高い・・・と感じたら、
アイコンやマウスで操作できる、GUIクライアントソフトを入れましょう!
この専用ツールを入れることで、右クリックで表示されるメニューから、コマンドと同じ操作ができるようになります。
中でも、Windowsユーザーなら「TortoiseGit(トータスギット)」がおすすめ。
初期設定ウィザードに沿って入力するだけなので、見落としたり、設定ミスでエラーが起きる心配もありません。
しかも言語パックで簡単に日本語化可能。
予め「Git」のインストール、セットアップを済ませてから作業を進めてください。
目次
TortoiseGitとは
「TortoiseGit」は「Git」を直感的に使えるようサポートする、Windows向けのソフトフェア。
通常「Git」はツールを利用しない場合、コマンドプロンプトという黒い画面に文字を入力して操作します(CUI※)。
処理が早く、シンプルな操作性である反面、メニューやボタンがあるようなアプリに比べると、状況がイメージしにくいという側面も。
そこで開発されたのが「GUIクライアント」で、その一つに「TortoiseGit」が含まれています。
こちらは、一般ユーザーにとっても使いやすい、グラフィカルな画面が特長。
アイコンやマウスなどで操作する形で構成されていて、簡単にコマンドと同じ操作ができるようになっています(GUI※)。
視覚的に分かりやすく表現した操作画面を「GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)」といいます。
この他にも「Source Tree」や「Smart Git」などの「GUIクライアント」があるので、使いやすいものを選んでください。
TortoiseGitをダウンロード
TortoiseGitの公式サイトから必要データを2点ダウンロードします。

まずはダウンロードメニューから「インストーラー」をダウンロードします。
ビット数はこちらの手順で確認できます。

つづいて「言語パック」をダウンロードします。
こちらもビット数にあわせて「セットアップファイル」を選びます。

セットアップ
インストーラを起動し「NEXT」。

ライセンスの確認
ライセンスなどの内容を確認し「Next」。

Information Please read the following important information before continuing. // インフォメーション // 続行する前に以下の重要な情報をお読みください。
インストール先と機能を選択
インストール先のフォルダと、いっしょに入れる機能を選びます。

Custom Setup Pick an install location and which features you want. // カスタムセットアップ // インストール先と必要な機能を選択してください。
インストーラーのバージョンによっては、SSHクライアントの設定がこのダイアログの前に出ます。その場合は、基本的にTortoiseGitPlink,based on Putty;
でOK。
インストール
設定に変更がなければ「Install」。

セットアップ完了
Run first start wizard
にチェックを入れて「Finish」。
初期設定ウィザードが出たら、そのまま開いておいてください。

日本語パックをインストール
言語パックを起動して「次へ」。

すぐにインストールが始まります。
最後にConfigure TortoiseGit to use this language
にチェックを入れて「完了」。

初期設定ウィザード
「Refresh」で更新して「日本語(日本)」を選びます。

文章が日本語になりました。内容を確認して「次へ」。

git.exeを設定します。基本的には変更せず「次へ」。

ユーザー情報を設定します。
こちらは追って編集できるので、チェックを入れて保留にしてもOK。
任意の名前とメールアドレスを入力し「次へ」。

認証/資格情報ストアを設定します。
内容を確認して、そのまま「完了」してください。

初期設定ウィザードを再実施(任意)
途中でダイアログを閉じたり、初期設定が開かなかったときは、再実施から設定します。
任意の場所で右クリックし、メニューから「TortoiseGit」>「設定」の順に進みます。

設定ダイアログの「全般」にある「初期設定ウィザードを再実施」をクリック。

これで最初に必要なセットアップは完了です。
もし言語が日本語にならないときは、同じ画面の「言語」から設定してください。
おわりに
「TortoiseGit」インストール後のダイアログで、
Configure TortoiseGit to use this language
にチェックがないとウィザードが開きません。
その場合は、設定画面から再実施して、基本的なセットアップ作業を完了してくださいね。
設定は右クリックの「TortoiseGit」か、スタートメニューの「Settings」から開きます。
使い方は、こちらの記事をご覧ください。
コマンド操作なしで簡単に扱えるので、開発が初めてという人は、ぜひ導入をおすすめします。
キーボードだけで操作する画面を「CUI(キャラクターユーザーインターフェース)」といいます。