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「Movable Type」をインストールして管理画面にログインする

「Movable Type」といえば、ページを静的生成できるCMSとして有名です。

サーバーに負担をかけずに素早くページが生成されるので、階層が深い、中~大規模サイト制作に向いています。

また、PHPファイルを使わないことで、「WordPress」よりも強固なセキュリティが保たれるというメリットも。

銀行などの金融機関サイトに多く導入されている理由も納得ですね。

今回は「ソフトウェア版 無料トライアル」を使ったインストール、設置をしていきます。

はじめに

ファイルの転送には「FileZilla」などのFTPソフトを使ってください。

また、予めサーバーにデータベースを用意しておくと作業がスムーズです。

データベースの作成方法はサーバーにより異なるため、以下を参考に公式をご確認ください。

Movable Typeとは

「Movable Type」とは、シックス・アパートが提供しているCMS(コンテンツ管理システム)。

HTMLと独自のMTタグを使ってページを出力する、静的生成タイプのサイト構築ができます。

このため、サーバー負荷を軽減しながらも、スピーディーな表示速度を保てるという特長があります。

階層が深くなる中~大規模なサイトや、強固なセキュリティで保護する場合に特に最適です。

製品ラインナップが以下4種類ほどあり、Movable Type シリーズ比較から機能や価格を確認できます。

シリーズ特長
ウェブサービス型制作、運用コストを抑えたスモールプラン
Movable Type ソフトウェア版自由なサーバー環境、複雑な構築に対応
Movable Type クラウド版最新のセキュリティとサーバー監視で安全
Movable Type AMI版Amazon EC2の最適化された環境で構築
Movable Type シリーズ比較

ちなみに、古くから使われているソフトウェアタイプは「Movable Type 7」が最新版。

過去のバージョンは公式サイトでは取り扱っていないようです。

サポートは終了していますが、必要ならGitHubからダウンロード可。自己判断でご利用ください。

プラグインに関しては、プラグイン・ソリューションに目的別でまとめられています。

お問い合わせフォームは1,000円(税込)、ECカートは33,000円(税込)と、別途利用料が発生するシステム。

一例のものはどちらも1サーバーからの契約になります。

プラグインのほとんどは、シックス・アパートのパートナー企業から直接購入する必要があります。

データをダウンロード

Movable Typeにアクセスし、「ソフトウェア版 無料トライアル」から「お申込みフォーム」に進みます。

Movable Typeの公式サイト

申込完了後に届くメールのリンクからデータをダウンロードしてください。

データをサーバーに設置

ダウンロードしたデータを展開し、全てサーバーに転送。

addons
alt-tmpl
default_templates
extlib...

転送後、ルート直下にあるCGIファイルのパーミッションを全て変更します。

mt-atom.cgi
mt-cdsearch.cgi
mt-check.cgi
mt-comments.cgi...

該当のファイルを選択し、右クリックします。「パーミッションの変更」を選択。

パーミッションの変更

属性値を「700」に変更し「OK」で閉じます。

属性値を700に変更

インストール画面を開く

以下のURLをアドレスバーに入れて、インストール画面を開きます。

http(s)://ドメイン/ディレクトリ/mt.cgi

言語設定

「Movable Typeへようこそ」と出たら、使用言語を「日本語」で開始。

使用言語を日本語に設定

「システムチェック」はサッと流して、次へをクリックします。

システムチェック

データベース設定

データベースの種類から「MySQLデータベース(推奨)」を選択。

MySQLデータベースを選択

つづけて「データベース名」「ユーザー名」「パスワード」の3項目を入力します。

データベース名からパスワードまで入力

接続テストが完了したら、次へ進みます。

データベース設定完了

メール設定

システムメールアドレスを入力します。パスワードの再設定などにも使用するので注意。

メール送信プログラムはそのままでOKです。

システムメールアドレスを入力

設定完了のメッセージが表示されたら、次へをクリック。

構成ファイル設定完了

アカウント作成

ここからはアカウントを作成します。

「ユーザー名」「表示名」「電子メール」「使用言語」「パスワード」「パスワード確認」の6項目を入力します。

ユーザー名からパスワード確認まで入力

管理画面にサインイン

インストールが完了すると「Movable Typeにサインイン」と出るので、クリック。

管理画面が開きました。

ダッシュボードを確認

2回目以降のログインも、初期画面と同じ以下URLでダッシュボードが開きます。

http(s)://ドメイン/ディレクトリ/mt.cgi

おわりに

これで「Movable Type」のインストールとサーバーへの設置は完了です。

「WordPress」を使ったことがあれば、流れもほぼ同じなので、5分とかからずに終わります。

唯一違うのはデータを転送したあとの「パーミッション」設定。

属性値を「700」に変更せずに、初期画面を開くと「500 Internal Server Error」と出てアクセスできないのでご注意ください。

「WordPress」をメインに使ってきたという人も、これを機に選択肢の一つに加えてみては。