ドメインの取得とサーバーの契約まで終わればサイトの公開まであと一歩です。最後はネームサーバーの設定が必要になります。これはドメインとサーバーを接続するための作業になります。
ネームサーバーは別名「DNSサーバー」と呼ばれ、IPアドレスとドメイン名の変換と接続の作業をしているサーバーのことをいいます。この作業により、見慣れたURLの形でサーバーにあるデータへとアクセスし、閲覧できるようになります。
ドメインの取得とサーバーの契約は30分程で終わりますが、ネームサーバーは設定後反映されるまでに1時間~最大3日かかることがあります。
公開日が決まっている場合など、前もって設定を済ませておくことをおすすめします。
サーバー側でドメインを追加する
まずサーバーにログインします。エックスサーバーの場合は、インフォパネルもしくはサーバーパネルいずれかの画面から入ります。

サーバーパネルを開き、ドメイン設定をクリックします。

ドメイン設定追加のタブで、取得したドメイン名を入力します。

入力後、ドメイン名が表示されるので問題なければ追加してください。

サーバー情報を確認する
つづいてアカウントメニューからサーバー情報をクリックします。

下部にネームサーバー情報があるので、後でコピーできるようページを開いたままにします。
ネームサーバー1 | ns1.xserver.jp( 219.94.200.246 ) |
ネームサーバー2 | ns2.xserver.jp( 210.188.201.246 ) |
ネームサーバー3 | ns3.xserver.jp( 219.94.200.247 ) |
ネームサーバー4 | ns4.xserver.jp( 219.94.203.247 ) |
ネームサーバー5 | ns5.xserver.jp( 210.188.201.247 ) |
ドメイン側でネームサーバーを設定する
ドメインの管理画面にログインし、ネームサーバーを設定します。お名前ドットコムの場合はよく利用される手続きからメニューを選びましょう。

ネームサーバーの設定画面から取得したドメインにチェックを入れます。

お名前ドットコム以外のサーバーの方はその他のタブを開きます。その他のネームサーバーを使うを選び、 ネームサーバー1と2に先ほどのサーバー情報を順にコピー&ペーストします。

ネームサーバー設定後のブラウザ表示
設定完了後、追加したドメインをブラウザで開くと下記表示となります。これはネームサーバーの設定が浸透していない場合の画面です。反映には1時間~最大3日程度かかります。

切り替え完了後は下記表示になります。これ以降、SSL化やWordpressをインストールの作業に移りましょう。

サーバーとドメインを準備した後に必要な「ネームサーバーの設定」は以上になります。例ではエックスサーバーとお名前ドットコムを使用していますが、管理画面を除けば流れは他の環境と変わりません。
今回の手順を再確認します。流れとしては大きく分けて3つになります。
- サーバー側にドメインを追加
- サーバー側のネームサーバー情報を確認
- ドメイン側で同情報をコピー&ペースト(浸透期間をおいてデータの移行作業等を行う)
ネームサーバーの設定ができると、いよいよ制作者として独り立ちです!多くのユーザーの目に触れることでいい刺激になりますから、積極的に情報発信していきましょう。
「IPアドレス」はパソコン用、「ドメイン」は人間用に翻訳された住所、電話番号のようなものです。