WordPressのテーマをアプロードしたときに、以下のような画面が出ました。
アップロードされたファイルが php.ini の upload_max_filesize ディレクティブを越えています。
こちらは「アップロードサイズが値を超えていますよ」というエラーメッセージ。
今回は外部からダウンロードしたテーマなので、これ以上圧縮していいものか迷います。。
そんなときに使いたいのが「upload_max_filesize」の上限を引き上げる方法。
「php.ini」というサーバーの「環境設定ファイル」を、管理画面から書き換えます。
大もとの数値を変えるので、今後、大きなファイルを扱うときにも安心。エラーなしでスムーズに作業ができますよ。
エラー表示を確認
画面に以下メッセージが出ていたら、今回の手順で解決できます。
アップロードされたファイルが php.ini の upload_max_filesize ディレクティブを越えています。
もしくは、こちらのメッセージ。バージョンによっては、文言が少し違うことも。
アップロードしたファイルは php.ini で定義された upload_max_filesize を超過しています。
どちらの場合も、同じエラーになります。
アップロードサイズを変更
エックスサーバーを使って編集していきます。
他のサーバーは以下手順で「php.ini」を開きます。詳細はリンク先をご確認ください。
- さくらサーバーなら「スクリプト設定」>「php.ini設定」
- ロリポップなら「PHP設定」>「(php.ini列の)設定」
簡単なのは「php.ini」設置画面で数値を入れるだけの方法です。
サーバーによっては、直接コードを編集するところもあるので、両方覚えておくと確実。
php.ini設定変更
管理画面の「php.ini設定」をクリックします。

アップロードサイズを変更するドメインを選択。

upload_max_filesize
の数値を変更します。

入力を終えたら「確認画面」進んで、「変更」をクリック。
php.ini直接編集
先ほどと同様に、管理画面の「php.ini設定」をクリック。

「php.ini直接編集」のタブを開いて「設定対象ドメイン」を確認。

「php.ini設定内容」にコードが並んでいるので、upload_max_filesize
までスクロール。
[PHP] engine = On default_charset = UTF-8 ...
upload_max_filesize
を「1G(ギガ)」に変更します。ここは任意の値を設定。
upload_max_filesize = 1G
ファイルサイズは「M(メガ)」と「G(ギガ)」に対応しています。
「確認画面」に進み、問題なければ「確定」をクリック。
念のため「設定対象ドメイン」のサイトを開き直してください。これで適用完了です。
エラーが解消されない
もしエラーが解消されないときは、まず、テーマのアップロード方法が正しいかご確認ください。
それでもエラーが出るときは「post_max_size」の上限を変更します。
「post_max_size」は、送信時のデータサイズのこと。
「upload_max_filesize」が「アップロード」の最大サイズを設定するのに対し、「post_max_size」は「ファイル」の最大サイズになります。
どちらかの上限を変えても、もう一方のサイズが小さいとアップロードができないことがありますので、ご注意ください。
おわりに
「upload_max_filesize」の上限変更は以上になります。
今回は、外部からのテーマということで慎重に対応しましたが、一般的な画像であれば普段通り圧縮してくださいね。
アップロードサイズがにあまりに小さいのは問題ですが、日頃からこまめにデータを圧縮することも大切。
サイトの表示速度改善や、サーバー容量の節約に大きくつながりますよ。