コーディングした後は、サイトへの反映作業。いよいよ、公開ですね。
サーバーのファイルマネージャからアップロードする方法もありますが、専用ツールを使う方がよりスムーズです。
その理由としては、まず、一括でデータを移動できる点。もっと正確に言うと「フォルダ構成を保ちながら」一括転送可能な点です。
サーバーでは「フォルダ」作成が手作業になるため、その度にファイルを分けてアップする必要があります。この手間を解決できるのは、かなりの強み。
次に、4画面構成でデータを比較できる点です。
ローカルとサーバーのデータ、階層(ツリー)構造を左右で見ることができるので、設置が簡単。ミスの軽減にもなります。
以上のようにメリットが多いツールなので、ぜひ使ってみてください。
FileZillaをダウンロード
「FileZilla」の公式サイトにアクセスします。「Download FileZilla Client」をクリック。

このインストーラーは「Windows 8.1」と「Windows 10」の64ビッド版に対応しています。
PCのビット数を確認し、ダウンロードしてください。

次のダイアログが開きますが、ファイル転送以外の機能は基本的に使わないのでシンプルな「FileZilla」を選びます。

FileZillaのインストール
ダウンロードしたexeファイルを起動します。
プライバシーポリシーと利用規約を確認し「I agree」で同意します。

ブラウザツールを任意でダウンロードします。必須ではないため「Decline」を選択。

インストールオプションで「FileZilla」を利用するユーザーを決めます。
パソコンを使う全ユーザー「all users」か、現在ログインしているユーザー「Only for me」いずれかを選んでください。

インストール時に同梱するオプションを選びます。「Next」をクリック。

インストール場所を指定します。「Next」をクリック。

「FileZilla」をショートカットメニューに加えたいツールを選びます。

「Finish」で完了です。

FileZillaとサーバーを接続
起動後の画面はこちらです。

新しいサイトをクリックし、新規左上の「ファイル」タブから「サイトマネージャ」を選択。

「新しいサイト」をクリック。「エントリの選択」に項目が追加されるので、任意の名前をつけてください。

接続には以下赤枠の設定が必須です。
こちらはサーバーにログインするか、サーバー契約時のメールなどを確認してください。

暗号化は「明示的なFTP over TLSが必要」にしておくと安心です。
ファイルの転送
左がローカル、右がサーバーのデータです。
ディレクトリ横のプラスマークで階層が表示されます。

データの転送は、左右どちらからもドラック&ドロップできます。

おわりに
「FileZilla」のダウンロードからセットアップ、そしてサーバーへの転送は以上になります。
冒頭で説明した通り、操作はサーバー側でもできますが、
編集なら「エディタ」、アップロードなら「FTPクライアントソフト」のように専用ツールを使うことをおすすめします。
ファイルの破損防止やミスの軽減など、予期せぬトラブルにやっぱり強い。
エラーが起きたときに自動で停止したり、ダイアログで教えてくれる親切設計です。
また、FTPがあれば一括でバックアップが取れるので、万一のときにも役立ちます。
バックアップデータが多くなりすぎたり、最新ファイルの管理が難しい場合は「Git」の併用を検討してみてください。