サイト制作に欠かせない「テキストエディタ」。「TeraPad」や「サクラエディタ」のような初心者向けのものから拡張機能豊富なものまで、いろいろな種類があります。
その中でも「Sublime Text」は後者と同じ。ユーザーがツールを追加できる「パッケージ機能」や「入力補完」がついている、プロも愛用のエディタです。
最近では、2021年5月20日に「Sublime Text 4」がリリースされました!
公式サイトでは、ダークモードやプラットフォームごとにUIを切り替えるボタンが出現。新しい仕様を体験できるようなページになっています。

アップデートのあとも変わらず使いたい基本のパッケージと共に、インストール方法を確認しながら環境構築していきます。
こちらでは、OSが「Windows」の場合を想定。早速ダウンロードしていきましょう。
目次
「Sublime Text」をダウンロード
「Sublime Text」の公式サイトを開きます。右上の「Download」をクリック。

Windowsユーザーは、中央の青いボタン「DOWNLOAD FOR WINDOWS」でもOK!
こちらは、すぐにダウンロードがはじまります。
「ダウンロード」ページにアクセスし「Windows」をクリックしてダウンロードします。

ダウンロードファイル「sublime_text_build_4121_x64_setup.exe」をダブルクリック。
インストール先を聞かれるので、問題なければそのまま次へ。

コンテキストメニュー(右クリック時のメニュー)に追加する場合はチェックを入れて次へ。

設定した内容を確認します。修正がなければインストール。
1つ前のダイアログでチェックを入れていれば、項目が2つ表示されているはずです。

「Finish」でインストール完了です。内容を適用するため、PCを再起動してください。

「Sublime Text」を開く
初回はスタートメニューの「最近追加されたもの」もしくは「S」のグループから探します。
見つからない場合は、エクスプローラのアドレスバーに以下を入力。
C:\Program Files\Sublime Text
セットアップ時に設定したインストール先を入力してください。
ファイルが一覧で表示されるので、その中から「Sublime_text.exe」をクリック。

ダイアログが出たり「Package Control Messages」のタブがあれば、閉じてOKです。

「Package Control」をインストール
つづいて「Package Control」をインストールします。これは、拡張機能(パッケージ)をインストール、管理するためのシステムと考えてください。
右上の「Install Now」をクリック。

以下手順に従い、まずエディタ上で「Ctrl+Shift+P」を押し、コマンドパレットを開きます。

「Install Package Control」と入力して、検索結果から同じものを選択。

ダイアログに「successfully installed」と出ていれば正常にインストールされました。
「Sublime Text」の日本語化
メニューバーの「Preferences」から「Package Control」を選びます。

「Install Package」 と入力し、同じ作業を選択。

つづいて「ChineseLocalizations」と入力し、同じパッケージを選択。

以下のようなタブが表示されたらインストール完了です。
Package Control Messages ======================== ChineseLocalizations -------------------- Switch between language in Main Menu Help/Language/ When uninstalling this plugin, it will switch back to English.
この時点でまだ日本語化されていなければ「ヘルプ」>「Language」と進み、「Japanese 日本語」を選択してください。

「Shift_JIS」の文字化けを直す
「Sublime Text」はデフォルトでは「Shift_JIS」や「EUC」などの日本語に対応していません。そのため、ファイルを開くと文字化けしてしまいます。
そこで、以下パッケージの追加が必要になります。
- ConvertToUTF8
- Codecs33(Sublime Text 3の場合は追加)
ConvertToUTF8
メニューバーの「基本設定」から「Package Control」を選びます。

「Install Package」 と入力し、同じ作業を選択。

つづいて「ConvertToUTF8」と入力し、 同じパッケージを選択。

以下のようなタブが表示されたら、インストール完了です。エディタの再起動を忘れずに!
Package Control Messages ======================== ConvertToUTF8 ------------- ConvertToUTF8 ================== With this plugin, you can edit and save the files which encodings are not supported by Sublime Text currently, especially for those used by CJK users, such as GB2312, GBK, BIG5, EUC-KR, EUC-JP, etc.
Codecs33(Sublime Text 3は追加)
「ConvertToUTF8」がインストールできたら「Codecs33」のページからZIPファイルをダウンロードします。

ZIPファイルを解凍し「Codecs33」とリネームしておきます。

メニューバーの「基本設定」から「Packagesフォルダ」を開きます。

表示されたフォルダへ「Codecs33」を一式入れてください。最後にエディタを再起動します。

パッケージをアンインストール
パッケージを入れたものの、違うものをインストールしていた、やり直したいということもあります。その場合は、以下手順でアンインストールしてください。
メニューバーの「基本設定」から「Package Control」を選びます。

「Remove Package」 と入力し、同じ作業を選択。

現在インストールされているパッケージで、アンインストールしたいものを選択。

画面下部のバーに進捗が表示されます。削除されたかどうかは、メニューバーの 「基本設定」>「Packagesフォルダ」から確認してください。
おわりに
「Sublime Text 3」からのメジャーアップデートになりますが、インストール手順は大きく変わらないようでした。
しいて言えば「Package Control」のインストールが簡素化されたところ。ページを開いてコンソールに貼り付けるのは手間だったので、ちょっと嬉しい。
UIやプラットフォーム間の仕様以外に「TypeScript」「JSX」などのモダンな言語にも対応するようになったので、さらに利用ユーザーが増えそうですね。