ログイン時のパスワードを忘れたときは「パスワードをお忘れですか?」から新しいものを取得できます。
その際、必要になるのは「ユーザー名」または「メールアドレス」のいずれか。
とは言っても、その全部を忘れてしまったときは・・・?
サイトを作り直さなければいけない、と途方に暮れているなら、まずは安心してください。
今回の復旧方法を使えば、新しいパスワードでログインできるようになりますよ!サイトを作り直す必要もありません。
念のため、バックアップを取ってから作業を進めてくださいね。
はじめに
ログイン画面の状態を確認します。
以下は「パスワードをお忘れですか?」をクリックした後の画面で、ログインに失敗したときのもの。

もしこちらと違う画面が出ている場合は、作業を中止してください。
今回の方法では解決できない恐れがあります。
データベースを開く
サーバーにログインして、データベースを開きます。
該当サイトのWordPressデータ群が入っているデータベースをクリック。

WordPressのデータには「wp_」とついています。
テーブルを選ぶ
テーブル一覧からwp_users
をクリック。

ユーザー情報を確認する
ユーザー名はuser_login
で、メールアドレスはuser_email
で確認してください。

パスワードだけは暗号化されているので、ここでは確認不要です。
パスワードを変更する
wp_users
テーブルの左側にある「編集」をクリック。

user_pass
の関数を「MD5」、値を「任意の英数字」に変更します。

任意の英数字は、LUFTTOOLSなどのパスワード生成ツールを使うとラクです。
入力が終わったら、画面右下にある「実行」で保存します。

ボタンが見当たらないときは、画面下までスクロールしてみてください。
変更後、サイトとデータベースを再起動します。
ログインする
最後に新しいパスワードでログインします。
確認したユーザー情報(ユーザー名およびメールアドレス)と入力したパスワードでログインし、問題なければ復旧完了です。

おわりに
管理画面は無事に開けましたか?
ユーザー名、メールアドレスが分からないときは、データベースから確認できるので、開き方を覚えておくと安心です。
ただ、パスワードに関しては、暗号化されているので、入力したときの値とは違う表示になっているはず。この情報ではログインできないので、注意してください。
ログインできない状態が続くときは、関数と値の両方を正しく入力できているか確認を!
それでも解決しないときは、作業を中止し、専門業者に見てもらうなどの対応が必要です。